スケジュール&観戦情報プラス 2023シーズン

トナミ運輸 vs コンサドーレ
目下5連覇中の王者・トナミ運輸は、世界で活躍する保木／小林組を軸とするダブルスはもちろん、日本ランキングトップ10のうち半分の5人を占める、常山を筆頭としたシングルス勢も盤石の態勢で、今シーズンもリーグの中心チームになっていくこと間違いなさそうだ。また、実力ある選手たちのバリエーション豊かなオーダーも、リーグを戦う上でのトナミの神髄だ。対するコンサドーレは、昨シーズン初めてのS/Jリーグ で2勝の原動力となったダブルス２組（山澤／本田組、大越／三浦組）を必勝態勢で送り出し、地域スポーツクラブの底力を見せたい。
日立情報通信エンジニアリング vs トリッキーパンダース
TOP4の常連ながらあと一歩の悔しいシーズンが続いている日立情報通信エンジニアリングは、悲願の決勝進出、初優勝を目指して戦うシーズンと なる。エースダブルスとしてチームを牽引する竹内／松居組はもちろん、追随するペアも多い。小本、牧野らシングルス勢も戦いぶりは安定して おり、チーム力は高まっている。スタートダッシュを決めるべく、３－０を目指した開幕戦となる。一方の5年ぶりにＳ/Ｊリーグに復帰の トリッキーパンダースは、Ｓ/Ｊの経験も豊富なリャオ・ミン・チュンや、昨季Ｓ/ＪⅡ最優秀新人の上田ら、ダブルス勢がどこまで通用するかがカ ギとなる。シングルス選任選手が森田1人など最少人数のチームのため、２日連戦となる秋田大会では各選手の負担も大きいが、上位チーム相手に 一矢報いる戦いを期待したい。
BIPROGY vs 東海興業
昨季、日本リーグ2000以来（当時は日本ユニシス）の5位に終わり、苦汁を嘗めたBIPROGY。普段は混合複で活躍する渡辺勇大や金子がどうオーダー に組み込まれるかも楽しみの１つだが、やはりチームが上位に返り咲くためには、岡村／三橋組、井上／小野寺組がペアの成熟度をいかに高められて いるかにかかっている。タレント揃いで上位を宿命づけられたチームだけに、開幕から全ての試合で高い集中力が求められる戦いとなる。対戦する東海興業 は、苦しんだ昨シーズンと同じメンバーでの戦いが予想されるが、チーム唯一のＢ代表（混合複選出）である江藤を中心にダブルス勢は若い選手が 多く、成長具合によっては互角の戦いに持ち込めそうだ。また、全日本社会人８強の西野も十分に白星を狙える位置におり、コンディションよく臨めれ ばチームの勝利も見えてくるはずだ。

ヨネックス vs 山陰合同銀行
昨シーズン準優勝と上昇気流に乗るヨネックスは、ナショナルＡ代表の櫻本／宮浦組をエースダブルスに据え、シングルスも昨季6勝と好調を維持した髙橋に加えて、新戦力とし て仁平が加入したことで、チームの厚みが増した。2001年以来の頂を目指し、開幕ダッシュを決めたい。対戦する山陰合同銀行はリーグで唯一、チーム全員が2000年以降の生ま れの非常に若いチーム。アタック力自慢の髙崎／田部組を中心に、伸びしろ豊かに、勢いに乗れば格上食いも夢ではない。
北都銀行 vs NTT東日本
昨年。ブロックを1位通過しながら3位に終わり悔しい思いをした北都銀行は、引き続き永原／松本組と川上が得点源となる戦いが予想される。また、飯島の移籍加入に より、それぞれリーグ経験十分な曽根／飯島組を作れたことで、3本を取りに行く体制が整ったと言える。悲願の初制覇を目指した戦いが始まる。一方のNTT東日本 は、近年上位に食い込むことが出来ずに苦戦が強いられるシーズンが続いている。今年からキャプテンとなった水井は、シングルスで勝利を呼び寄せたい。そして 上杉、石川／古根川組といったルーキーたちの躍動が上位浮上のカギとなる。
ACT SAIKYO vs 東海興業
ACT SAIKYOは、2年目の選手がチームを牽引する。キャプテンとなった大澤は、倉島とのダブルスで、水津愛美はシングルスでそれぞれ昨季上げた2勝を超える勝ち 星を、チームの勝利を目指す。齋藤栞、久湊のシングルス勢はもちろん、ダブルスにも経験豊富な重田、水津優衣に加え、混合複の代表である齋藤夏、佐藤と実力者がひ しめいており、開幕から勝利とハマるオーダーの2つを追いかけての戦いとなる。挑戦する東海興業は、力強いプレーが持ち味のエース海老澤の奮起と、ルーキーの遠藤を 絡めた肥田木／遠藤組の勝敗がチームの命運を左右する。昨季の1勝を超えるためにも、開幕からどん欲なプレーでポイントを奪取したい。